好きなものを雑多にレビューするブログ

主にアニメ、映画、ゲーム、舞台等について、雑多なレビューを書き置いていくブログです

SS3A Day1で関裕美さんと会沢紗弥さんに魂を救われた話がしたい(2018/09/08)

※この文章は誰かを批判したり、何かを求める意図で書いたものではないこと、予めご了承の上お読みください

 

アイドルマスターシンデレラガールズスターライトステージ3周年記念公演、SS3Aの初日を見てきました。

本当に素晴らしい公演でした。いやもうマジでめちゃくちゃ最高だったんです、なんだろうなァ全員最高、最高故にどうしても語っておきたいことがあるのでお付き合いください。

 

一部の方はご存知のとおり僕はシンデレラガールズのライブに行くとハチャメチャに泣くんですが、今日は担当がおらず、肩の力を抜いて楽しもう、くらいに思っていました。

公演が始まって30分後くらいでしょうか。今回の割と本命だった藤原肇ちゃんと三船美優さんのNocturneのリアレンジが始まりました。もう、絶対泣かないだろうなぁ今日はw なんて思ってたんですよメチャメチャに泣きました。あのリアレンジはズルいって、ズルいよね?

 

で、ここからが本題です。Nocturneの後、会沢紗弥さん演じる関裕美ちゃんの楽園が始まり、僕はおそらく一生忘れられない光景を見ました。

優しい歌声と柔らかな表情で歌い続ける会沢さんがとても素敵で、本当に関ちゃんなんです。そんな会沢さんが2番のサビくらいからでしょうか、ずーっと泣きそうなんですよ。

もともと笑顔が泣き顔に近いタイプの子だと思うので、会沢さん初心者(?)の僕にはとにかく泣きそうに見えていたんですが、パフォーマンスに自信がなさそうには見えない。多分これは、感情が溢れ出してる。あぁもう泣いてしまうかなぁなんて考えていたらですよ。

大サビに入った瞬間、歌声が一際大きくなって、安定したんですよ。そんな感情が溢れだす姿も、そこから持ち直して高らかに歌い上げる姿も、関ちゃんと関ちゃんのPが歩んできた歴史を感じてしまって、もうね、それでまたハチャメチャに泣いたんですよね。この子はアイドルだ、この子はシンデレラだと頭ではなく心が理解した瞬間でした。(シンデレラは概念なので具体的な定義付けはしません)

 

僕は知らなかったんです。

僕は今日、舞台に立つ関ちゃんを見て、「関裕美はシンデレラだ」と思いました。でも、関裕美はアイドルマスターシンデレラガールズの、アイドルの一人として生まれた時からシンデレラなんです。でも僕は、頭ではわかっていても、今日舞台に関ちゃんとして立つ会沢さんを見るまで、心では彼女がシンデレラであることを認識したことがなかったんだと思います。

もちろん、過去のデータを見れば関ちゃんとPがどんな道を歩んできたかはわかるけれど、それだけでは多分、この子をシンデレラと認めるには足りなかったと思います。

僕は顔を知らない、関ちゃんのプロデューサーたちが、関ちゃんが舞台に立ち楽園を歌う今日この日のまで、ずっと関ちゃんがシンデレラであるという認識のもと、肯定し続けた結果が今日の舞台だったのだと思います。

 

ここ最近、シンデレラガールズ界隈を見ていると恐いなぁと思うことがあります。

自分の担当アイドルに声がつかないことに、疲れてしまった人たちがよく目につくようになりました。これはもう、疲れてしまうことはしょうがないと思います。愚痴を吐いてしまうことも、決して否定されることではないと思います。

ただ怖いのは、格差を呪い続け、(声を)持つものと持たざるもの(便宜的な呼称です)の断絶を是とした場合、自分の担当アイドルに声がついた時、自分の担当が持つ側に回った場合、その子を祝福することが出来ても、すぐに呪われる側に回ってしまうのではないか、と自分のことのように恐ろしくなり、このままではシンデレラガールズは、新しくアイドルに声をつけても、疲弊し続けて終わってしまうのではないかと、勝手に暗澹とした気分になっていました。

 

今日僕は、ボイスが実装されたアイドルが、初めて自分のソロ曲を大勢の前で披露する姿を見ました。

僕は話に聞いただけなのですが、関ちゃんのPはひときわ愉快な方が多く、昔からいつも明るく関ちゃんを支えてきたと聞きます。

もちろん全員がそうではなかっただろうし、それが関ちゃんに声がつき、ソロ曲を貰うための近道だったのかは、誰にもわかりません。ただ、関ちゃんのPたちがそうあることを望んだ結果、僕は今日、舞台の上で世界一幸せなアイドルと、それを支えてきたPたちの努力の結晶を見ました。心からそう感じられるほど、素晴らしいステージでした。

同時に、このシンデレラガールズというコンテンツを、自分の信じたやり方で好きで居続けて良いのだと肯定された気がして、肩の荷が下りた気分でした。

 

 

僕にもまだまだ声がついて欲しいと思うアイドルがたくさんいて、諦めたくはない。いつかその子たちが、今日の関ちゃんのようなステージを披露して、多くの人のハートを掴むことが出来るかもしれない。

自分の心持ちの問題で、何か現実が変わったわけではないのですが、とにかく、そう信じて行動することは間違いではないと思わせてくれた関ちゃんのPと、会沢さんと、誰よりも関裕美ちゃんに、心からの感謝を。

 

本当にありがとう。